サンダーバードに乗って

石川への研修旅行からあっという間に一週間。

石川と言えば能登。

能登と言えば日本海。

そして日本海と言えば、 わたくしの大好きな「夜叉」と言う映画で名優あき竹城が

「おもて見てみぃ。 日本海の荒波が打ち寄せとるんよ。 漁師の女泣かして、上手い魚が食えると思うなよ!」

と言うワンシーンがあります。

それが鮮烈すぎたのか、わたくしの中で日本海は荒波、そこに面する町の女性が強くたくましいイメージ。

そして男性は寡黙。

そんな事を考えながら着いたお宿は部屋から外を眺めると、海の上にあるように見せる作りになっていました。

よく考えるとこれがわたくしの生まれて初めて生で見る日本海。

ダークネイビーかと思いきや青く澄んだ水です。

宿はハイクラスで、さすがに仲居さんがあき竹城風と言うわけにはいきませんでしたが、魚はどれをとっても美味しい。

これが、漁師の女を泣かせたら食べる事の出来ない魚達。

 

そして、何よりわたしの琴線に触れたのは、町のタクシードライバーでした。

どの方も出すぎない、押し付けないけれど、確実に業務を遂行されます。

結局はその方々の醸し出す人柄だったりするのかもしれませんが、やり過ぎないおもてなしが実は上質だったり。

スロースタイルでのんびりさせていただきました。

さぁまた日常に戻ります。

 

コメント

  1. サンダーバード乗ってみたい。(^-^)

    私も日本海側の人々には同じイメージがあるなぁ。とはいえ、同級生は…(^^;)

    タクシードライバーさんの雰囲気。実はその土地の風土が育てているのかな?と思ったりしてます。

    観光に力を入れようとしている我が香川。私も含め色々なジャンルの人々はもっと勉強しないといけないですね(o^-‘)b

  2. 冬の日本海はとても荒波で厳しく恐怖さえ感じる場所と、これが同じあの日本海と思わせるくらい静かで人の心まで包み込んでしまいます。

    何が言いたかったかと言うと、同じ場所でもスポットで見るのと永年見ているのでは違うと言うことです。

    今回は好む場所・人と接する事が出来て良かったですね。

  3. ちいなべさまへ

    私はサンダーバードと言う名前で何故か笑ってしまいました。

    一口眠ったり、また目を覚ましたりしながら進んで行く途中、雪景色も見られました。

    そう言えば、大阪のなんばで乗ったタクシーですが、やたらと面白い運転手でした。
    観光地のドライバーはアテンドスキルも必須ですね。

    一方東京で乗ったタクシーはドライバーが場所を全然把握していなかったことがありました。
    最近他県から出てきたのかなと思いながら。

  4. ウィキさまへ

    私の日本海は映画もさることながら、サスペンスドラマ仕込みでした。

    終活と言うにはまだ早いですが、ここに来て初めて日本海を見たわたくし。
    あとどれくらい日本の名所を回れるでしょうか?

    なんて。

    海外に憧れる前に国内にも目を向けなければ!

  5. どんなところでも心に残ればそれで良いのではないですか?

    私自身嫌な性格なところがあり、自分で見た物、感じた物しか信じない所があってとても嫌です。

    でも人それぞれ心に残る物は違う物だと思っています。

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