寝ずの番

というのは、ネズミ退治の事と思っていた幼少時代。

時を経て、いまやあの当時のわたくしと同じ年頃の甥がおります。

これまた、残念なことに頭脳もわたくしと同レベル。

まぁ、それはさておき。

そんな甥が妹の帰郷にくっついてやってきた。

実家で一夜明けた朝、「最悪や。ネズミがおった。チューゆうて、めっちゃキモい顔しとんねん。」と一番に起きて大騒ぎしていました。

母親いわく、先日もネズミ取りにかかっていたらしいけれど、私が実家に住んでいた頃には一度も見た事がないのに。

確かに我が実家、築25年モノ。
少々年季入りではあるけれども。

と考えつつ、ふと2年前に涅槃へと旅立った飼い猫を思い出しました。

寝ては食べ、夜中にうろうろ。
あまり自分から我々に、身を預けない。
時には一日顔を見せないこともあったりで、
『あやつは、一体何をしとんねん。お気楽でえーことよ。』と思ったりしたものだけど……

あの子がしっかりネズの番と言うお役目を果たしてくれていたのか。

共存共栄。
けっこう、寄り添って生きていたのかも。

と、今気付かされ何だか心がかきむしられるぜよ。

 

コメント

  1. ちーなべ

    何だかんだとうまく世の中できてますね。人と人の繋がりだけではないのかぁ。

    共存共栄。サバンナの動物とかだけの話かと思ってました。
    (^^;)

    ネズミ…祖母の家でお世話になってた頃よく走ってたなぁ。

    でも一回しか見たことが無いという不思議( ´∀`)

    何となくなお姉はネズミに対峙したら寝られないと思う今日この頃( ´艸`)

  2. 隠れファン

    よっ座布団一枚!

  3. メンウー

    昔のネコは生きるため、運動のため、ネズミを追いかけたが、今はどうだろうか?

    人間社会も環境が変わりどんどん変化する。私も含め今の人々は何を考え生活しているのだろうか?

    今だからこそ人々のふれあいが必要なのでしょう。

  4. ちぃなべさまへ

    きちんと、お家賃と食費のぶん働いてくれていたと言う事でしょうか?

    そもそも、家主になつかなかったので、虐待こそしなかったけれど、あまり可愛がってなくて。

    あぁ胸かきむしられる。

    それにしても、ネズほど、アニメと実物の差がはげしい生き物は他にいませんね。

  5. 隠れファン様へ

    あなたは、春風亭昇太師匠?

  6. メンウー様へ

    実家にいた猫は、気が小さくとてもじゃないけど、ネズミを追いかけるような事はなかったかもしれませんが、いるだけで、ネズミもよりつかない家になっていたのかなと思っています。

    それにしても、猫は、絶滅もあり得ないことはないですが、ネズミは何があろうともこの世からいなくなることはないのでしょうね。
    ふてぶてしい。

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