Archive for 8月 18th, 2016

寝ずの番

というのは、ネズミ退治の事と思っていた幼少時代。

時を経て、いまやあの当時のわたくしと同じ年頃の甥がおります。

これまた、残念なことに頭脳もわたくしと同レベル。

まぁ、それはさておき。

そんな甥が妹の帰郷にくっついてやってきた。

実家で一夜明けた朝、「最悪や。ネズミがおった。チューゆうて、めっちゃキモい顔しとんねん。」と一番に起きて大騒ぎしていました。

母親いわく、先日もネズミ取りにかかっていたらしいけれど、私が実家に住んでいた頃には一度も見た事がないのに。

確かに我が実家、築25年モノ。
少々年季入りではあるけれども。

と考えつつ、ふと2年前に涅槃へと旅立った飼い猫を思い出しました。

寝ては食べ、夜中にうろうろ。
あまり自分から我々に、身を預けない。
時には一日顔を見せないこともあったりで、
『あやつは、一体何をしとんねん。お気楽でえーことよ。』と思ったりしたものだけど……

あの子がしっかりネズの番と言うお役目を果たしてくれていたのか。

共存共栄。
けっこう、寄り添って生きていたのかも。

と、今気付かされ何だか心がかきむしられるぜよ。