柴犬が好きです。

「動物で何が好き？」
と訊かれたら、
「柴犬！」と。
「犬」というくくりをすっ飛ばして答えてしまうくらい好きです。

なんだか もう、他人とは思えないのですね。

じゃあ何なんだ!?
と、問われると困ってしまうのですが。

再従兄弟とかよりは、少なくとも何かしら繋がりがあるような気がする。
きっとある。
あるに違いない。

柴犬を一言で言い表すならば、誠実。

もう、全身から誠実が滲み出ているではありませんか。

つぶらな瞳。
シュッと通った鼻筋。
ピンと立った三角の耳。
…なんて凛々しい顔立ち。

犬として無駄の無いフォルム。
くるんと丸まったしっぽ。
引き締まった筋肉。
…なんて美しい佇まい。

外を歩いていて柴犬を見かけると、ついつい見入ってしまいます。
というか、食い入るように見ます。

散歩している飼い主さんに警戒される程です。

だって、好きなんだもん！

本当は連れて帰りたい。
奪い去ってしまいたい。

…そんな想いを堪えて、見つめているのです。

いいじゃない。
見るくらい。

ということで。
柴犬をお飼いの皆様。
ガン見の不審者に出くわしても、許して下さい。